NEW 国際教養科NEWS No.93   あいち未来フォーラム

10月21日(水)、中京大学教授、齊藤 由里恵先生をお迎えし、2年生国際教養科の1クラスを対象に「経済学の扉からのぞく社会~不確実な時代を乗り越えるには~」というタイトルで特別講義をしていただきました。 会議室で行われたこの講義は、前半の講義と後半のシミュレーションゲームの二部構成で進められました。

「経済学」というと国際教養科の生徒には少し難しく、馴染みの薄いイメージがありましたが、先生の問いかけから始まった講義は、楽しく深く学べる大変有意義な時間となりました。

前半:身近な選択から学ぶ経済学

講義では、物価上昇や災害、AIの台頭など「先の読めない社会」を生きる私たちにとって、経済学が身近な選択の基準になることを学びました。例えば、大学進学のコストを「実際の費用(約488万円+α)」だけでなく、「機会費用(進学しなければ得られたはずの利益)」も含めて捉え、それ以上のベネフィットがあるかを比較するという視点に、生徒たちは深く納得していました。また、勉強時間と点数の関係から学ぶ「限界生産力低減の法則」や、先が読めない時代だからこそ重要な「期待値」と「リスクの分散(自助・共助・公助)」など、どれも新鮮な気づきばかりでした。

後半:予算配分ゲーム「みらい市」のグループワーク

後半は、架空の「みらい市」を舞台にした予算配分ゲームに挑戦しました。
グループごとに100ポイントの限られた予算を、「防災」「道路・橋の修理」「子育て」「観光」「教育デジタル化」「高齢者福祉」の6分野に配分(1分野最高40ポイントまで)。その後、「災害や社会変化が起こるカード」を引くというゲームを行いました。
引いたカード(社会変化)によって、自分たちが配分した予算の割合に応じてプラスマイナスの影響が生じるルールに、会議室は大盛り上がり!「リスクを分散させておいてよかった!」「防災をもっと手厚くすべきだった……」など、一喜一憂しながら、選択とリスク管理の重要性を体感していました。

日常の選択から社会の仕組みまで、経済学の視点を通して楽しく学ぶことができた、あっという間の講義でした。ご講義いただいた齊藤先生、本当にありがとうございました!