ハワイ・カラニ高校の生徒8人が本校を訪れ、授業や日本文化体験などを通じて交流した様子が、中日新聞近郊版(10月22日付)に掲載されました。
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掲載記事内容
新型コロナウイルス禍で途絶えていた尾北高校(江南市)の短期交換留学が5年ぶりに再開され、ハワイのカラニ高校の生徒8人が14~16日に尾北高を訪れた。生徒たちは授業を受けたり、日本文化を体験したりして尾北高の生徒らと交流を深めた。(近藤晶)
尾北高国際教養科には、ハワイでの語学研修や短期交換留学制度がある。交換留学はコロナ前までカナダ・バンクーバーの高校と交流があったが、尾北高生徒が訪問した2020年3月を最後に途絶えていた。
昨夏、ハワイでの語学研修が復活した際にカラニ高に交換留学を打診。昨年11月に校長ら3人が尾北高を視察し、実施が決まった。
カラニ高はホノルルにあり、日系の教師や生徒が多い。今年2月に尾北高の1、2年生8人がハワイでホームステイしながらカラ二高で学んだ。
今回、カラニ高から訪れた生徒は15~17歳の女子6人、男子2人。2月に訪問した尾北高生徒の家庭でホームステイした。初日は化学の授業で藍染めなどを体験し、校外学習で犬山城周辺を散策。2日目は数学などの授業を受けた後、書道や茶道に挑戦した。
着付けは尾北高OBで「きもの館なかね」(古知野町)の3代目中根禎裕さ ん(51)と女性スタッフが担当。茶道は市社協のボランティア金澤たき江さん(76)が教えた。正座に耐えられず足を崩したり、立ったりする生徒もいたが、「リラックスして落ち着く」などと話した。
さよならパーティーはホストファミリーの保護者が「夏まつり」をテーマを企画。焼きそばやおにぎりなどが用意され、浴衣に着替えた生徒たちは輪投げやヨーヨーすくいなどを楽しんだ。一宮太鼓保存会の演奏もあり、生徒らは太鼓を体験。最後は盆踊りで盛り上がった。
2月にハワイを訪れた尾北高2年の江川結菜さん(16)は「初めての留学で不安だったけど、貴重な経験ができた」と振り返った。
江川さん宅にホームステイしたカラニ高のミア・ニシグチさん(17)は「皆さん、とても親切で感謝している。互いの学校の事などを話すことができた。また来たい」と話していた。

