令和3年度 3学期始業式

新年おめでとうございます。校長の鳥居です。校長の鳥居です。     
 今年の干支は寅ですが、この干支、十干十二支を説明することはできますか?     
 十二支は、「子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥」と覚えていますよね。これは、古代中国で考え出されたもので、亥(いのしし)が豚であることを除けば、中国や韓国と同じであるようです。     
 十干は、古代中国で10日を1旬と呼び、この10日ごとに繰り返される日にそれぞれ名前を付けたのが始まりだといわれています。そして、「木火土金水」の5つの根元的成分から全てが生み出されるとした「五行説」や万物はすべて「陰」と「陽」の2つの要素に分けられるとする「陰陽説」と結びついて、「甲乙丙丁・・・」と書いて「きのえ、きのと、ひのえ、ひのと、・・・」と読むようになったそうです。     

干支
読みこうおつへいていこうしんじん
五行木の兄木の弟火の兄火の弟土の兄土の弟金の兄金の弟水の兄水の弟
読みきのえきのとひのえひのとつちのえつちのとかのえかのとみずのえみずのと

 文字がなく、お話だけだとイメージできない人もいると思います。詳しくは、「十干十二支」でweb検索してみてください。また、十干と十二支の組み合わせで60年間を表現していますが、数字の扱いが得意な人は、十干十二支の組み合わせが120通りでなく60通りとなる仕組みをお友達に説明してみましょう。     
 今年は「壬寅(みずのえとら)」の年で、「厳しい冬を越えて、芽吹き始め、新しい成長の礎となるイメージ」だそうです。そのようになることを願い、始業式の式辞とします。     

令和4年1月7日        愛知県立尾北高等学校長 鳥居 久晃

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